イタ車という選択

2018年も押し迫った12月22日、新たな相棒がやってきました。ちょっと早めの自分へのクリスマスプレゼント(^O^)。

納車の日は保険の切り替え手続きやらなにやらやっていたら今にも雨が降りそうになってきてしまったので近所をふらりと乗ったのみ。
いきなりエンスト2回の洗礼を食らいました(^^;)。交差点のど真ん中でセルボタン押すもエンジンかからず。気が付いたらトラコンのモードボタンだったのは内緒です。いやー焦った焦った(苦笑)。

で、ピーカンに晴れた3連休最終日。ちょっと距離を走って早く慣れちまおうと乗り出しました。

茂木から烏山を経由して大子町へ。
道の駅で軍鶏カツ!これ、めっちゃうめー!

そして里美牧場へ。


今日はめちゃくちゃ風が強く、ここへ来るまでの山道は杉の落ち葉と枝だらけ。
路面がドライだったからいいものの、ウェットだったら恐怖の行程でした。
しっかし、トラコンって効くんですねぇ。
んなもん、いるかいな。ぼーっと乗ってるからコケるんだよ!と豪語していた私ですが、時折点灯するインジケーターに感心することしきり。

ここまでおよそ100km。

ふと気づいたのですが、体のどこにも疲れや痛みがありません。
セパハンにバックステップというカフェレーサースタイルですが、カタナよりハンドル位置が高く手前にあり、ステップもやや下。何より770mmのシート高は両足が届く!
まるで私の体形(身長165cm、股下かなり短め)にあつらえたようなポジションなのです。

そして秀悦なのがこのリアサス。

V7シリーズで唯一このRACERだけに奢られたオーリンズのフルアジャスタブルサスペンションは大きめのギャップもストンといなしてくれます。


乾式単板のスパっと切れるクラッチにもようやく慣れてワインディングを快走。


いやー、このエンジン、マジで気持ちエエです。
空冷OHV2バルブ、ナナハンのくせに52馬力しかないという時代錯誤も甚だしいエンジンですが、これまで乗ったどんなバイクより気に入りました。
アイドリングはドスの効いたズドドドド、巡行時はルルルルル、アクセル開けるとズババババッ。
いくつもの表情を見せるので、アクセルの開け閉めがホント楽しい!

ふと視線を落とすとトップブリッジにはシリアルナンバーが。

発売から1年たちますが、まだ500台そこそこしか売れてないんですねぇ。
ある意味カタナのファイナルより希少なんじゃ・・・。


唯一の欠点といえば、その容姿からは想像できないバンク角の浅さでしょうか。
ちょっとハイペース気味でコーナーに入ったら、いきなりガリガリ―と大きな音がしたのでびっくりこきました。

エキパイのヒートガードが当たっちゃうんですね。
当たり方によっては思い切り路面に引っかかる恐れもあり、慣らしが終わったら、サスを固めにしないと危ないかも。


ひとしきりワインディングを堪能した後はいつものプライベートビーチで一休み。

ここで日が暮れました。
でもちょっと愛嬌のある大きなまぁるいライトは普通のハロゲンですが、結構明るいです。

これなら夜道も安心。

そんなこんなで日立から高速に乗り306kmを走って午後6時に無事帰宅。

この一見レトロに見えるアナログメーターも意外に多機能で面白い。
オド、トリップ、デイトリップ、燃費(平均&瞬間)、時計、走行時間、気温などなどハンドルのモードボタンで切り替えができます。今どきのバイクなんですねぇ。

イタ車なんてガサツなだけだろって今まで敬遠してたんですが、どうしてどうして。こんな面白いバイクが世の中にあったなんて、まさに目から鱗の一日でした。