目の錯覚

通勤の途上に県道にかかる橋としては随分立派な橋があります。
一級河川、鬼怒川にかかる橋で、長さはおよそ1km。通称中島橋。
一直線の橋で、見晴らしもいいのに何故か事故が多いんです。
今朝も車同士がごっつんこしていて大渋滞。
おかげで遅刻しましたorz。


なんでこんな見通しのいい直線路で事故るんだろうと思っていたのですが、バイクで走っていて気がつきました。
この橋、意外に道幅が狭いんですよ。
両側が広々とした鬼怒川の河川敷で歩道との間にはガードレールが無く、低い縁石だけ。
だから実際よりも広く見えるんだけれど、渋滞時、すり抜けしようと思っても、モンキーですらすり抜けが出来ないんです。
車と縁石の間には50cm程度しか隙間が出来ません。
ドライバーは見通しがいいからスピードを出すし、景色がいいからついよそ見をするのでしょう。
そんな時、ちょっとハンドル操作を誤るとタイヤが縁石にヒット。この縁石の高さが絶妙に出来ているから、乗用車なら反対車線に弾きとばされ、対向車とごっつんこ。大型車なら縁石がジャンプ台の役割をして橋の欄干を突き破り、河原に真っ逆さま(実際過去には大型トレーラーが落下する死亡事故も起きています)というわけです。

要するに道が広く見えるのは目の錯覚なんですね。
こういう場所、この橋意外にもたくさんあると思われます。
年末、何かと気ぜわしい季節です。
事故には十分気をつけたいものです。