地震

いやはや、大変なことになりました。


発生時は高層ビルの48階にいて、かつて経験したことの無い揺れ方だったのですが、おそらく揺れは地上よりも少なかったと思います。
それでも、隣の京王プラザの揺れ方は半端じゃなかった。そのまま折れてしまうんではないかと思いましたよ。
東京都庁は殆ど揺れてなかったな。


エレベーターも止まってしまったし、何より落下物が怖かったので、ビルに引篭もることに決めました。
結局ビルから一歩も出ずに一夜を明かしたのですが、おかげで帰宅難民にはならずに済みました。
地震直後から、東京上空には真っ黒な雲がかかり始め、まるでこの世の最後のような風景でした。
地上で異変があると、上空にも影響ってあるんですかね。


当初は揺れたけど、まぁ大したことは無いだろうと思っていたのですが、携帯のワンセグでテレビを見ているうちに徐々に被害が明らかに。
と、窓の外に巨大な火柱が。
市原のコスモ石油の火災でした。
何度かドーンと火柱が上がって凄かった。
お台場の火災の煙も凄い。


翌朝、ようやく少しずつ交通機関が動き始めましたが、新幹線、宇都宮線水戸線は全滅。
止む無く高円寺の弟の所まで行き、車で送ってもらうことに。


土曜の夜、やっと帰宅できました。
自宅は屋根瓦が少々ずれたのと、塀に亀裂が入った程度でしたが、家の中はめちゃくちゃ。
一番心配していたガレージのバイクは無事でした。
6台のバイクが横倒しになって、ガソリン漏れ出したら洒落にならないところでした。


日曜日は東京へは足が無いので、地元の工場へ出勤。
幸いけが人や死者は出ませんでしたが、ガス漏れ、配管損傷、建屋破損など、被害多数。
設備は全面ストップです。
日立方面は電気も水も来ておらず、携帯も繋がらない状態。
業者さんに修理を依頼しても、交通手段がなく、車で行くにしても、ガソリンがない。
スーパーは食料品も水もすっかり姿を消していて、これではたとえたどり着いたとしても、更に被災者を増やすだけなので無理強いも出来ない状態です。
茨城県は被災地の中でも、救援の穴場のような状態でかなり深刻です。


宇都宮に住む弟の家は半壊状態で、市役所の人に「危険」の赤紙を貼られてしまい、車の中で寝泊りしているようです。


突如襲った自然の猛威。
亡くなった方や、家を失った人に比べればなんぼかマシではありますが当分は大変な状況が続きそうです。