教師モノ、2作

「聖職の碑」、読み終わりました。
100年前の伊那谷という山奥にありながら、教師達のレベルの高さと熱い心にちょっと感動しました。
一応、何の役にも立っていない教員免許をもっているおいらですが、もし教職についていたとしても、こういう教師にはなれなかっただろうな(^^ゞ。
小説も面白かったが、巻末の「取材記」がこれまた良かったです。


んで、お次はこれを仕入れてきた。

伊集院静著「機関車先生」。
瀬戸内の小さな小学校に臨時教師としてやって来た口をきけない先生と子供達とのふれあいを描いたお話だそうです。


毎日通勤で使っている東北新幹線にはJRが発行している「トランベール」という月間の雑誌が備え付けられているのですが、この雑誌の巻頭に、彼のエッセイが載っています。
おいらは彼のどこか哀愁の漂う朴訥とした文章が好きで、毎月楽しみにしていて、そのうち彼の書いた本を読んでみようと思っていたのです。

伊集院静氏といえば、あの夏目雅子さんの旦那さんだった方でもあります。
彼の人生に起こったいくつかの悲しい経験が、こういう人の心を打つ文章を書かせるんでしょうかね。