活字版少女マンガ

本屋で何気に手に取ったこの本。

雫井 脩介著「クローズド・ノート
タイトルに惹かれて買って来ました。


読み始めてすぐ、「これ、テンポ良いなぁ」と思いました。
がしかし、読み進めて行くうちに「これ、活字版少女マンガじゃね?」と思い始めた。
なんつーか、もうすぐ50に手の届くオッサンが電車の中で堂々と読む本ではないような、隣のお嬢さんにチラ見されるとちょっと恥ずかしいような、そんな恋愛小説。

なので、ちょっとコソコソしながら読みましたw。
でも、結論。
これ、面白いです。
ラストはしっかり泣かせてくれます。
圧巻は、「あとがき」。
なんか、ジーンと来た。


あ、恋愛小説としてだけではなく、万年筆好きにもお勧めかも。


そうそう、「狼王ロボ」ですが、お噺としては凄くよく出来てます。
つか、これ、全部実話かw。
でもね、翻訳本の常で、やっぱり日本語が変。
日本人が一から書き下ろしたら、100点満点だと思いました。