奴が来る!

1991年、奴はついにやりました。
世界一過酷なレースと言われるルマン24時間、100馬力以上馬力の上回るシルバーアローやジャガーを向こうに回し、ついに日本車として初の優勝!
RENAWN CHARGE MAZDA 787B。
そのマシンが筑波サーキットにやって来ます。
しかも寺田陽次郎氏が実際にデモランするって!!!


こりゃ行かねばなるまい。
んが、しかし、折りしも台風12号が日本列島を直撃し、晴れたと思ったら突然の豪雨という猫の目のような天気。
ウェットならデモランは無し(レインタイヤがないから)と言うことだったので、直前まで家でグダグダしてました。


時間は刻々と過ぎる。
外は雲は多いものの道路は濡れてない。
えーい、行ったれ!ってことで行ってきました。



当日は要するにマツダのお祭りで、ロードスターの4時間耐久なんかもやっていたりします。


でも、目的はやっぱりこれ!

もちろん間近で見るのは初めてです。
マジ、カッケー!(^^)!

実際にこのマシンが世に出てから、既に20年の歳月が流れているわけですが、古さなんて全く感じません。
コンパクトに研ぎ澄まされたその容姿は、まさに現代のゼロファイター。
オレンジとグリーンという、デザインとしては本来タブーであった筈のそのカラーリングも、世界で唯一のロータリーエンデュランサーの鋭さを見せ付けているかのようです。


そして、ついに奴が走りました!
今回はビデオを持って行ったので、聞かせてあげよう、脳天突き抜ける4ローターサウンド

多少ウォーミングアップするだろうと思っていたのですが、騒音規制の厳しい筑波だからなのか、エンジン始動即コースイン。
もうね、完全に鳥肌ものです。
しかも、寺田さん、デモランとはいえ、きっちりレブまで回してる!
狭い筑波では3速までしか入らないのだそうですが、そりゃもーいい音なんてもんじゃありません。
この音を24時間聞き続けることができた人たちがウラヤマシー(>_<)。


憧れのマシンを間近に見て、走る勇姿に興奮しちゃったおいらは、調子に乗って、こんな写真まで撮ってもらっちゃいました。

787Bをバックに寺田さんとの2ショット!(^^)!

そんなこんなで大満足の一日になりました。