「神の火」読了

いや〜、牙ちゃんが言うまでもなく、やっぱ重いお話でした(^^ゞ。

どうしてこういう本を選んじゃうかな?


いや、別に面白くないと言っている訳ではありません。
つか、すんげー面白かった。


人間が神様から盗んだ原子力という火。人類はその火を原子炉という牢獄に閉じ込める。
ソビエトのスパイであり、原発技術者というその牢獄の番人であった主人公は、この「神の火」は神様に返さなければならない(核廃絶)と考えて、用意周到に原発に侵入し、ついには臨界中の原子炉の蓋を開けてしまう、というお話です。

この話、いつどこの原発で起こってもおかしくない事件だと思います。


3.11には人間ではなく、地震津波という「神の手」が奪われた「火」を取り返しに来ました。
おいらは今回のフクシマはまだ警告レベルだと思います。
神様が本気で怒ってしまう前に「神の火」はやっぱり彼の手にお返ししなければならないんじゃないんですかね。