短距離フェリー考

四国や九州は海岸線が入り組んでいたり、島が多いのでツーリングする際にはたびたび短距離のフェリーのお世話になることになります。
この短時間の船旅が私は大好きです。
走りっぱなしが多い私のツーリングの中で、ちょっとしたアクセントになっているし、何とものんびりした雰囲気がたまりません。


短距離フェリーが楽しいのは乗船時だけではありません。
大体船のダイヤは1時間に一本程度なので必然的に待ち時間が発生します。
その待ち時間の間、一緒になったツーリングライダー達と色々と情報交換が出来たり、地元の人たちと会話でおいしいものを教えて貰ったり決して時間が無駄になっていない。
シャイな私でも船着き場だと何故か気軽に話が出来るのが不思議。
そして目的の港に上陸し、てんでんばらばらに散っていくライダー達の姿を見る時、あぁ旅してるんだなぁと実感します。


しかし、最近では巨大な橋や海底トンネルが出来たりしてこの短距離フェリーがだんだん無くなってきているのが残念な所。
確かに橋やトンネルは早くて便利。しかし、何か大切なことを忘れてしまっているような気がするんですよね。