迷い→決心

我が家の桜も開き始めました(^^)。

これ、枝垂れ桜なんですが、レジアスエースを車庫に入れる際、枝が屋根に引っかからないよう冬の間にバサバサきってしまうのでちょっと花が少ないです。
ちょっとかわいそうな気もしますが、仕方が無い。


今日はミニクーパーの今後を決めるために預けたショップに行ってきました。
天気がいいので、バイクで行こうとかとも思ったのですが、レジアスエースで行って大正解。
赤城山麓のお店周辺、山は中腹まで白くなってるし、真冬並みの寒さでした。


2時間半かけて到着後、早速検証開始。


まずはラジエーター。
確かに穴が開いてる。

クラッチディスク。

擦り減ってる上に、オイルが付着。
これじゃ滑るわ。

クラッチレリーズ。

何だ、このヘドロは?


マフラーステーのゴム台座。

千切れてるし(ーー;)


燃料ポンプ

固定もされていない。
つか、ホースバンドくらい付けろよ(怒)


リアのドラムブレーキ。

シューの取り付けが逆さまです。
組み付けの際、ほんのちょっとグリスアップすれば、ここまで錆びないそうな。


フロントサスペンション。

おいらのはゴム玉からコイルに替えられているのですが、取り付けがいい加減でずっこけてます。
傾いちゃってるでしょ。
ショックも抜けてます。まぁ、これはいずれ替えようと思っていたのですが・・・。


他にも色々ありまして、要交換部品の見積書は実に4ページにもわたります。
でもね、不具合箇所は多いので、合計すると目の玉飛び出る金額ですが、よくよく見れば部品の単価はそれほど高価ではないし、比較的簡単に直せるものばかりです。


そんなことを考えながら、気になった在庫車を見せてもらいました。
おいらが気に入ったのはこれ。
1000のメイフェアをベースに、センス良く仕立て上げた一品。

これがまたいいんですわ。
エンジンは完全にオーバーホールしたばかりで、慣らしのために車検を取ってまだ3ヶ月。
ツインキャブ化され、ハイカムが組み込まれており、さすがにちょっと下のパワーが薄いかなとも感じますが、噴け上がりは非常に軽快。
まだ、慣らし中ということで助手席に乗せてもらって、近所を15分ほど試走してもらいました。

エンジンが小さい分フロントが軽いのか、コーナーでもスッっと曲がる感じでこれまた楽しそう。
但し、ロールバーが組まれ、フロアカーペットも天井の内張りも無い室内は、狭い車内でも大声で話さないと会話が出来ないくらいでそのけたたましさはおいらのクーパーの比ではありません(笑)


さて、悩みました。
クーパーを治すか、はたまたこのメイフェアに乗り換えるか。


悩んでいる間に、外出中だったショップの社長さんから何度かTELが入りました。
1回目、ちょっと劣化が始っているフロントの塗装は塗りなおしてくれるとのこと。
2回目、おいらのクーパーは引き取るが、着いている部品や装備は剥ぎ取ってもOK。
3回目、メイフェアについているオーリンズの倒立ショックは公道で乗るには硬すぎる。GAZの新品ショックを4本付けてくれる・・・。


さすがに3回目の提案にはグラリときましたが、おいらは迷いました。
買い物にかけちゃ、その決断の早さには定評のあるおいらがマジに悩みました。
頭の中はフル回転、対応してくれたメカの方との会話も完全に途切れてだんまり状態w。
実は契約のためにポケットにハンコが入っていたのは内緒です(^^ゞ。


おそらく15分くらい、おいらは一言も言葉を発しなかったと思います。
そして・・・


「クーパー、治してください!」


その瞬間、メカの方の表情がパッと明るくなりました。
どうやら、クーパーを部品取り車にしてしまうのが、惜しくて仕方が無かったらしい。
話を決めた後にひとこと
「ミニはもう作ってはいないんです。僕は1台でも残したいんです」
この人、ホントにミニが好きなんだなと感じた一瞬でした。
こういう人になら、任せてもいいかなと。


さて、一旦、決めると後戻りをしないおいらです。
エンジンも下ろしてフルオーバーホールすることにしました。
帰り際、メカさんのひと言が気になります。
「ばらして行く中でご相談の連絡入れていきます。お客さんには悪魔のささやきになるかも・・・」
さて、吉と出るか、はたまた凶か???