別れの花吹雪
昨日の雨が嘘のような春の陽気になりました。
ペット霊園に向かうため、レジアスエースを入れた我が家の玄関は、桜の絨毯が敷き詰められていました。
そうか、昨日の雨は、クリを送るために天が花びらを地面に敷き詰めるために降った雨だったのか。
釜に火が入ると、やがてかすかな白い煙になって、クリは天に昇ってゆきました。
待っている間、墓地周辺を散策。
共同墓地にはたくさんの写真が飾られていました。
写真の数だけ、辛いお別れがあったんでしょうね。
みんなかわいがられていたんだろうなぁ。
墓地に備えるお花を買いに笠間の街に出てみたら、桜が満開です。
まるでクリが、悲しむのは昨日だけにして、今日は陽気に送ってくれよといっているような気がしました。
お墓はこんなんです。
扉に飾る花は、桜の季節に亡くなったので、黄色い花の周りに桜をアレンジしてやりました。
このロッカーは2年間のレンタル。期限後はお経を上げてもらって、プリンやゴン太(クリの兄妹)が眠る所に一緒にしてやろうと思います。
無事火葬も済んで、笠間の芸術の森のレストランで家族で食事をして帰りました。
テラスのある素敵な店で、周りには正に散ろうとしている桜が満開。
クリが私達にこの花を楽しませるために死期を選んだとしか思えないような見事な風景でした。
帰宅後、一人ぼっちになってしまってちょっとしょんぼりのパルをつれて鬼怒川に行ってきました。
いつも先頭に立って歩くのに、今日はおいらの後ろから、さらに後ろを振り返り振り返り歩くんです。
もう一度、こんな風景を見せてやりたかったね。
来年からは、きっと花の季節になるたびにあなたを思い出すと思います。
クリ、安らかに眠れ。